重度自閉症のたっくんとの日々

2歳で言葉がでず自閉症と診断されたたっくんとの日々を

2013年04月

東京ABA発達支援協会での療育 経過 - 興味の範囲増えてます

4月最後のABA発達支援協会でのセラピー。

平日朝は通勤前に私が白金台まで送っていく。
たっくんは3回目の通勤時間の電車。すぐに慣れるのは不可能だよね。
私も気をそらすことと周りの人に迷惑をかけないように
気を使いながら1時間以上電車に乗ることにもまだ慣れない。
今日は2回ほど長く泣き叫んだのでかなり体力的にも精神的にも疲労した。
抱っこして立っていた私に席を譲ってくれる方がいてとても嬉しかった。
周りに座っている人は高校生や中学生、そんな中で席を譲って下さったのは年配の女性で気が引けた。
いつも席を譲ってくれる方は子育て経験がありそうな方々。男性でも子供がいそうな人。
自分の経験から優しくなれる人というのは本当に素晴らしい人だと思う。

時間前には白金台について、早すぎるので公園でのんびりしていたら、
橘川先生がたまたま通りかかって、一緒にセラピーに向かった。
早めでもいいですよとおっしゃってくださった。感謝。

続きを読む

キャンプ翌日 - ケニーズファミリービレッジ

ケニーズファミリービレッジのミニログハウスに泊まった。

さすがにまだ四月、昼は暑くても夜中は寒かった。ログハウス内は電気ストーブが設置されていた。
私と娘はロフトで、妻とたっくんは一回のストーブ前で。マットはあったので、硬くはなかった。

朝は五時前に起床。娘のトイレで起こされた。
二人で寒いねーといいながらセンターハウスのトイレへ。センターハウス側のトイレは、ウォシュレット付き。

トイレから戻って身体が冷え切っていたのでストーブで温まる。どうせ六時には起床予定だし、そのまま朝食の支度をすることにした。

炭に点火。暖をとりながら食材を準備。
スープにブロッコリーを切っていれる。
昨夜既にローストチキンの残りに水とビールを入れて、残り火にかけておいたので、朝にはいい感じになっていた。ほぐすだけで肉が崩れる状態。
娘は寒い寒いとログハウス内に退散、ストーブの前で一人遊び。暫くしたら妻も起きて来て娘と遊び始めたようだ。

仕込みが終わったころには空も明るくなってきた。
六時過ぎ、妻も出てきて、娘と一緒に、昨夜の食器を洗ってくれた。私は隣でキュウリを切って浅漬けを作る。

続きを読む

ゴールデンウィーク初日のキャンプ - ケニーズファミリービレッジ

多動や奇声が多いので街中はちょっとまだ行きたくないということで
アウトドアなゴールデンウィーク初日。

行先はケニーズ・ファミリー・ビレッジ。
ケニーズ・ファミリー・ビレッジ

子供が小さいし
いきなりテントはレベル高いので
ミニログハウスを予約して宿泊。

画像1


先月から娘が「極上キャンプ」を読んで「これやりたい」と頻繁に言うので
焼きマシュマロのクッキーサンドを作って、麻縄で木の枝工作の予定。



これ、もともとたっくんの為に買った本。自閉症と分かる前に・・・懐かしいな。

続きを読む

東京都立小児総合医療センターの療育について妻と話したこと

結論から言うとまだ二回しか行っていないが辞めようと思っている。

片道一時間は遠いし、たっくんはグループに全くついていけてないし、妻も見学して、施設は綺麗だけど、内容は地元の市の療育教室とあまり変わらない。

TEACCH主体で、なんでも言ってくださいとは言われるけど、子供の人数的にも地元の方が色々相談しやすい。

地元の療育教室とABAに絞ることにした。

続きを読む

療育にITを活用する(1) - スマホやタブレットで情報共有 -

我が家では療育にITを活用しているのでどんな感じかご紹介。

たっくんの療育が始まってから、娘の行事を放り出すわけにもいかないし、調べたりイベントに参加したりすることが増える。送迎の交代だとか、子供個別の行事がかぶるとか、メールでやり取りして、自分の予定表に書き込むとかしていると間違いやズレが生じてしまう。そんなこんなで私と妻に構造化が必要な状態。

お互いにお願いしたことができない、ちゃんと覚えてられないという状態が続いていたので、
それなら覚える努力を互いにするよりも、見られる・覚えておける・依頼し合える環境を作っちゃった方がいいと、
仕事じゃないのに仕事みたいな環境構築を図った。

一番活用している強い味方は何と言ってもGoogleカレンダー。

やり方はこうだ。

【準備: カレンダーの共有】
1. Googleアカウントの作成
家族全員(私、妻、娘、たっくん)と、家族共用のためのアカウント、合計5つのアカウントを作成する。

2. Gmail連絡先設定
それぞれのアカウントに順番にログインして【連絡先】に、全てのアカウントと家族の名前を登録する。

3. Googleカレンダー設定
それぞれのアカウントに順番にログインして、マイカレンダーの共有設定で、父母アカウントのメールアドレスを読み書き管理権限をつけて登録する。
子供アカウントのメールアドレスは、表示だけ許可して登録する。

これで、娘と息子の用事を分けて表示でき、父母は、子供の予定や互いの予定を書き込めるようになる。

4. IPhoneのカレンダー同期設定

私のスマートフォン(未だにiPhone4S)のカレンダーでGoogleカレンダーと同期。
【設定】アプリの、【メール/連絡先/カレンダー】でアカウント追加する。
アカウント追加の時に【その他】を選ぶと、下の方にCalDavと言うのがあって、これを使うように書いている所もあるが、これは使わない方がいい。
【アカウント追加】の【Microsoft Exchange】を選んで作ると連絡先まで同時に同期できて便利なのだ。

メールとパスワードの所にそれぞれ、Gmailのアドレスとパスワードをいれ、説明にわかりやすい名前をいれて次へをタップする。
次の画面では、【サーバ】の所に、【m.google.com】、【ドメイン】には何も入れないで、【ユーザ名】に、メールアドレスをもう一度入力して次へと進むと完了。同期する項目に、メール、連絡先、カレンダーがあるので、必要に応じてオンにする。

5. iPadのカレンダー同期設定

妻のiPad miniのカレンダーとGoogleカレンダーを同期。やり方はOS6なので、iPhoneと同じ。

これで準備は完了。
私のiPhoneと妻のiPadのカレンダーに、家族分のアカウントでの予定作成と編集ができるようになる。
予定を新規に作成する場合にどのカレンダーに書き込むのか指定できるようになる。

続きを読む

義父母への応用行動分析の説明

私の親には、本を送って読んでもらった。
小さくても希望を持てることが伝われば
まずは十分と考えて、
「我が子よ声を聞かせて」と「リカと三つのルール」を送った。
到着予定の翌日にはリカと三つのルールは読んだとメールが来た。
主人公がいけすかない感じだからかABAはわかったけど感触はよくないようだった。
それから一週間ほどで、我が子よ声を聞かせてを父も母も読んだこと、
成長期が限られているから、
何か必要なら援助すると連絡を貰った。
援助は本当に困ったら助けて欲しいと伝えた。
自分の親は伝え方がわかってるから話が早い。

妻に、義父母へ説明するようにお願いしているけどいっこうに伝わってる感じがしない。

本を送ろうかと妻に提案したが
義父母もあまり活字を読む習慣はないのか、送る前に妻が反対。
本を読むのは大変だし、読むより話を聞いた方がわかりやすいから
東京ABA支援協会や、つみきの相談に連れていこうと言う。
もうセラピーを進めているのに義父母を連れて行って
プロから前提知識もない義父母にABAを説明してもらおうって
ちょっと私の感覚だとありえない。

相談時間をセラピーと別に予約すると
当然有料だし
たとえ有料で説明受けるにしても
行く前にある程度の前提知識を持ってその場に臨み
時間を有意義に使うのは当たり前、先に本は読むでしょと思ってしまう。

別に毎日手伝ってくれるわけじゃないんだし、
わざわざお金を出して相談時間を確保したり、セラピーの時間を削って説明してもらうなんてしたくない。
そんなお金あるなら、たっくんのセラピー時間を一時間でも増やしたい。

かといって時間外に無料で両親に説明して欲しいとかセラピストや先生にお願いするとか
さすがに図々しいにもほどがあるでしょ…

妻が説明するか、無理なら、「我が子よ声を聞かせて」でも読んでもらった方がよっぽどいいと思ってしまう。

続きを読む

記事紹介 【自閉症の人たちがハイテクの仕事で成功】

自閉症の子供を持つ親が元気づけられる記事をご紹介。
少なくとも私は少し元気でた。

【自閉症の人たちがハイテクの仕事で成功】
http://jp.techcrunch.com/2013/04/23/20130422autistic-workers-can-thrive-in-high-tech-jobs/

基本的な生活スキルや最低限のコミュニケーション能力さえあれば、
人は使いどころですよね。

プログラムなら私でも教えられるぞ!
現段階ならですけど。

続きを読む

不幸ではない!

不幸な人生を生きる10の方法
http://lite.blogos.com/article/53302/

たっくんが自閉症で
大切なことをたくさん教わっていると思う

今学んでいることを活かせるのは、きっともう少し先のことだけど。
体力的にね、今はキツイんです。
あ、金銭的にもキツイです!
でも平気!活かすのはもっと学んでから!

上手くいかない歯痒さも、思い通りに進まない苛立たしさも、
全部たいしたことじゃないと思える!

そんな強さを獲得する為の毎日なのです!
続きを読む

自分の誕生日だけどセラピー

最近の仕事以外の時間は、たっくんと娘のことで頭がいっぱいで、完全に自分の誕生日をまた忘れてた。

時間があればセラピーの勉強して、Googleカレンダーにセラピー計画を書き込んだり、復習したり、療育用の教材やオモチャを調べてリストを作ったりする。娘の課題もその時調べる。

自分の誕生日だと忘れてて、カレンダーにはセラピータイムと課題表、午後は療育オモチャを探しに買い物にいって、娘とも遊んであげるというスケジュールを立てて、夜は妻と一緒にセラピーする計画で一日が終わってた。

娘はパパの誕生日ケーキを楽しみにしてたようで、ケーキケーキ言ってる。

そんなこんなで朝のセラピータイム、お勉強の時間。

たっくんは、呼び掛けに応じるように、呼び掛けて目があうように練習。
座ってはできるから、手はおひざを重点的に。
娘は時計を読む練習。
たっくんは機嫌が悪くて、今日は癇癪が多い。娘の時計の課題に目がいってしまう。
体調が悪いと癇癪に屈しそうになる。二時間を予定していたけど、一時間過ぎたあたりで切り上げた。

九時過ぎたくらいに妻を起こして寝させてもらった。

買い物の後、また、セラピールームでお勉強の時間。
娘は、文字の練習。

限界で一時間ほどで切り上げ。

ABAを知ってから娘にも活用。良くない行動は、完全にスルーしてお勉強、出来たら大げさに褒める。少しずつ娘も集中力が出てきた気がする。

今日は無理なので横になることにする。

続きを読む

ABAセラピー3回目 東京ABA発達支援協会

東京ABA発達支援協会でABAセラピーの日。
妻とは手分けして送迎することにしたので今日は私が送迎。

朝7:30に家を出ていざ白金台へ。
土曜日でも朝から電車は良い感じに混んでる。席を譲ってくれたのがおじいちゃんだったので気が引けた。次降りるからと譲ってくれた。
そしてたっくんは…爆睡。まったく起きない。仕方ないので、乗り換えは、変な格好で、抱えたまま歩く。
乗り換えたら、同い年くらいの青年が席を譲ってくれた。ありがたや。本当に世の中捨てたもんじゃない。

電車の移動は、子どもが起きてても大変だけど、寝ても大変だなぁ。結構大きい子をベビーカーに乗せる母親をよく見かけるが気持ちはわかる。
でもベビーカーあると乗りたがるから、もう使わない。脳の発達のためにも出来るだけ歩かせたい。抱っこは本当に寝た時だけ。歩くと脳が発達するって言うけど、自閉症に関係なかったとしても、今は気持ちの問題。

次の乗り換えは目が覚めて完全にグズグズ。泣き叫び始めてしまった。駅に止まるたびに激しくないて暴れる。降りたいのかと思うとそうでもない。抱っこを、嫌がったり、また抱っこしろとすり寄ってきたりとりあえず、泣き叫んでも何もなかっようにだんまりを決め込むことにした。…周りの視線が痛い。気にしすぎ?

電車を降りて歩き始めたら泣き止んだ。やっと着いたら、先生に抱きついて、いきなりパパにバイバイ。いいんだけど、ちょっと切ない。
手を振るだけで、声はでないけど、バイバイは定着した。出来ることが増えたのは素直に嬉しい。

たっくんは笑顔がすごく可愛い。妻に似てぱっちりお目々で満面の笑みを見ると抱きしめたくなる。
半年前の笑顔もあまり見られなかったころに比べると、大違い。自分に、可愛いと思う余裕もなかっただけかもしれないけど。

預けた後は、一時間半というこの中途半端な時間を潰す必要がある。
近くにある松岡美術館にでもいこうとおもったら展示替え中で今日まで休みだった…
近所のカフェを巡るも11:00や11:30オープンばかり、仕方なく駅まで戻ってジョナサン。
後はこうしてブログの下書きするわけだけど、迎えに行かないと続きは書けない。夜と明日のセラピーの課題も、今日の結果次第だし、iPhoneで課題表は編集しにくい。
マックとかWifi使える場所があればMac持ってきて調べ物とか出来るんだけど、白金台って見当たらない。ハイソな町だから?

iPadはどこでもネットしやすいし、私もiPhoneからiPad miniにしたいけど、iPadは電話できないんですよね。ヘッドセットつけて電話出来れば良いのに、しないのはiPhoneが売れなくなるのを防ぐ策略なんでしょうね。

一人でのんびりする時間が必要と言ってすれる人もいるけど、私は苦手だ。色々考えてしまうから。
三歳過ぎて、呼びかけに全く応じない、ひとつも単語を言えない子って今のところどこにいってもいないし、人のブログを読んでても見当たらない。本当に言葉につながるのか、最低限の生活能力くらい身につけられるのか、オムツは取れるのか、始めるのが遅過ぎたか…ダメダメ、今は少しでも効果の見えたABAを信じてやるしかない。

時間前には迎えにいって今日のことを伺う。呼びかけへの応答は増えてきた。良し!
今日は【こっち来て】と、【ゴミ捨てて】もやっていた。
頑固な所は変わらず。また、覚えたことでも、人にやってもらおう、頼ろうとする傾向があるから、自分でできることは自分でやらせるようにしてくださいと。
例えば、オムツは途中から自分ではくようにするとか、服も途中から、靴も、途中までのガイドだけで、自分でできるようにしましょうとのことだ。

やっぱり家の中は決まったものが決まった位置にある方がいいとのことだけど、娘も小さいから中々ね。

うちはゴミ箱置かないようにしてたんだけど、たっくんの訓練を踏まえてゴミ箱復活させよう。

たっくんは帰りはすごく嫌がったけど、渋々バイバイ。
電車で、小さいオニギリをいくつか食べたら爆睡、もう結構重いからなぁ。寝たら泣きわめかないから、そっちの意味では気が楽なんだけどね。

そろそろ地元の駅につくけど、私はなにも食べてないからお腹空きました。


続きを読む

愚痴【読む価値なし】

まあ、大抵は読む価値無しの日記なわけだが…

ブログを電車で書いて投稿。
バスが夜中少ないので駅で三十分近く並んで待つ。
遅くなって十時前に出たけどついたら午前様。
家についたら…リビングもキッチンもぐちゃぐちゃ…
片付けを…しないで寝る。

今日は心が折れた。
床のオモチャだけでもオモチャ箱に放り込んで寝る。

どうすればこの状態から完全に抜け出せるのかなぁ…

お片付け。お片付けをたっくんに完全に学んでもらわないと。片付けないと次を出さないのは嫌子必要だろうか…


続きを読む

障害者相談支援事業の実施状況等の調査結果について

厚生労働省のPDF

障害者相談支援事業の実施状況等の調査結果について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/toukei/h24-syogaisoudansien.html

対象の市区町村の数は1,742。

調査結果によると2,753、1市区町村あたりの事業所数は1.58。
市区町村といっても大小さまざまだと思うがこの数字は自治体ごとに2つを切っているというのはさすがに少ない気がするがそれはいいとして。

事業をやっていて提供側の人数や規模は調査・報告されているが肝心の利用者数に触れていない。

1事業所あたりどれくらいの利用者がいるのかわからないから
事業所自体が足りているのかどうか判断できない。

1セラピストや1管理者あたり何人程度の利用者の担当をしているかわからないので
対応者の教育が必要なのかどうか判断できない。

地域別にそれがどのように分布されているかわからないから、
どの地域に増やすべきなのかも判断できない。

なかったけど増やしていますということだけは過去の資料と比べるとわかるが
どれくらい効果がでたのか、これからどうしていけばいいのかも全く判断の材料にならない。

設備や人員の設置数が増えたのは効果ではなく整備であり前提。

どこに何がどれだけ足りてなくて、どこで何が不足しているのかを判断し
必要なところに予算を割いて、不要なところの予算を削る。
それが事業というもので、公だろうがそれは変わらないのではないだろうか。

これが仮に会社だったら
「利用者数はわからないけど店舗をこれだけ設置して店員をこれだけ配置しました」
そういうレポート。話にならない。

調査に予算を出してこのレポートが出てきたら
まともな経営者や投資家ならやり直しを要求するに違いない。

むしろその前に現場のディレクターやマネージャレベルで差し戻しされるだろう。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/toukei/
ここからリンクされている他の調査もざっと目を通したがどれも似たようなもの。

これから先に生かすことができないものを作って何になるのか誰か教えてください。


初めての自宅セラピー

セラピールームも整ったので自宅セラピーも開始。
妻は生活の中では意識してくれているとのことだけど、
時間をとってやるのは初めて。

DVDと本を参考に、
東京ABA発達支援協会でやっていることの復習も交えてやることを決めた。

- すわって
- 手はおひざ
- いれて
- あわせて【四角い積み木】
- ちょうだい

妻が夕飯の片付けをしている間に。お風呂に入るまでの訳一時間。強化子は、きざんで小さくしたグミ。グミは普段与えないけど大好き。

娘はリビングで遊んでてって言ったのだけど
「いっしょにお勉強する!」と聞かないので
娘も一緒にセラピールームへ。
お姉ちゃんと言ってもまだまだ四歳、ほおっておけるわけもなし。
娘がたっくんに過度に介入しないように、
時計の教育オモチャとひらがなの課題を準備。

セラピーを開始、
娘は時計を読むのから。
たっくんはすわってから。

【すわって】と【ちょうだい】はすぐ出来る。汎化問題なし。
すぐに立ち上がるので、おすわり継続を重視した。
娘の動作や言葉に気が行くとすぐ立ち上がるが、立ち上がるたびに座ってといって座らせた。毎回だったのが後半は減ってきた。
途中から、【手はおひざ】をすわっての後にいれた。
これは初めてだったのに、後半は出来るようになってきた。

【いれて】を最初に。これも初めて。
フルプロンプトから開始したのに、
五回くらいでほぼ出来るようになり、
後半はプロンプトも必要なくなった。
グミのチカラ恐るべし。

一方【あわせて】は苦戦。
四角いブロックを重ねる課題だが、
ブロックを見ると色々して遊ぼうとしてしまう。
重ねる先が一つの時はすぐ出来たが、
形の違うブロックを並べると全部積み重ねる。
どう教えたらいいか考えよう。スモールステップスモールステップ。

最初の自宅セラピーは概ね良好にスタートしたと思う。たぶん。
娘は【お勉強の時間】と呼ぶように定着したみたい。それでいいや。

今日の反省。
コマンドを繰り返し言ってしまうのを、やめるよう気をつけよう。
立ち上がったり、良くない行動をした時に、たっくんと思わす言ってしまうのをやめないと良くない気がする。
上手いスルー力を身につけないと、二人いたらいっぱいいっぱいになる。落ち着いて臨む。

たっくん、
最初はセラピールームに無理やり連れてこられたっ!と嫌がって、
何度か脱走を図ったけど、
出来たらグミ貰えると理解した途端に脱走しなくなった。
コマンドの間が空くとすぐに【ちょうだい】していたので、
出来たらあげるのルールを守るのに、
【手はおひざ】が早く出来るようになったのはよかった。

娘は合間に、
時計読みと、ひらがな読み。
パパとお勉強したというだけで結構満足げ。なんて可愛い子だ。

お風呂の時間で【おしまい】する。
【お片付け】はまだフルプロンプト。
二人ともまだやりたいと駄々をこねて、
たっくんは部屋から連れ出そうとすると泣き始めた。
楽しい時間と認識してくれてよかった。

今度は日曜日朝に私がまたセラピー。
当面の目標は、継続座ってと、おいでができること、名前を呼ばれて、呼ばれたコトを認識できることだ。


東京都立小児総合医療センターの療育、そして療育手帳

東京都立小児総合医療センターの療育にいってきた。
本当は先週スタートだったんだけど、
たっくんがウィルス性胃腸炎で休んだので今日が初回。

最初に説明を受けて簡単な資料をもらった。
グループ療育。
TEACCH主体で色々と取り入れているとのこと。

その後は療育を見学させてもらった。

グループはたっくんと同い年の子たちあわせて六人に療法士さん四人。
グループとしては十分な人数には思える。

最初に今日やることを構造化で確認。

画像1


こんな感じで個別に作ってくれている。
やりながらレベルにあわせてプログラム。

たっくんはまずスケジュールの概念がないので、見てもまだわからないけど。

概ねこんな流れ。

1. オモチャ遊びの時間15分
2. グループ課題15分
3. 個別課題15分
4. 体を動かす遊び 30分
5. オヤツ。終わったら遊び。
そして解散。

この流れで一時間半。
個別課題は応用行動分析ABAを取りいれつつみたいに書いてあり、
それ風な感じで区切られた空間で行う。

今日はまだ二回目で子供達もまだ慣れていないからだろう、
てんてこ舞いに見えた。

発達障害の子供達って指示も通らないし、
大変だなぁ…と思いつつ。
ここでも、たっくんは一番社会性低くて、
ついていけてないなぁ…と内心凹む。
幸か不幸か、たっくんは人見知り、場所見知りをほとんどしないので、
泣き叫んだりパニックはなかった。
大きい音や混雑がダメなだけで、後は極度のマイペースを発揮。

みんな名前を呼ばれたら反応したりお返事できるけど
たっくんは振り向きもしないから見ててつらい。

ストレスなく社会性を育むにはとてもいい環境だとおもったが、
発語にいたるような訓練はグループではやはりむつかしいと個人的には感じた。
呼んで反応する、おいでが通じる、最低それくらいできないと
グループって難しいんじゃなかろうか…

療育料金は毎回清算。
今日は840円と保険点数248点だった。

可能な限り色々とやりたいけど
お金も時間も有限だから、たっくんは【おいで】が出来るようになってからがいいんじゃないかと思った。

妻が来週行くので、実際見てもらってから相談しよう。

その後、市役所にいって療育手帳の申請を。
これが想定外に時間がかかった。
市の事業の療育教室に去年から相談しながら顔を出していて
この四月からは毎週通うようになったというのに
まったくなんにも情報共有していないときた。
状態や症状から、母子手帳に書いてある内容まで、
全部記入して話して申し込み。
療育教室に通う時にも既に書いたり話したりしていること。

市の事業なのになぜ通っている子供の名前や状況を、
市の障害福祉課が把握していないのか
尋ねたら、お決まりの縦割り行政な答えしか帰ってこなかったので
ツッコミどころが多過ぎて時間ももったいないし、それ以上は聞くのをやめておとなしく言われたものを書いて、答えて提出した。

縦割りとか以前に、同じ内容を、診断や面談、判断をする人が複数いて人件費や外注費の二重浪費になっていないのか?
専門家の人件費は安くはないし、各市区町村で同じ状況なら、この無駄をなくすだけでも年間数千万から数億が埼玉県だけでも減らせるんじゃないかとおもってしまう。

療育手帳は県の管轄になるので、
交付までに、後二回、診断、面談があるとのこと。
診断は不正受給をなくすために仕方ないとしても、市の療育教室に通っていてそれはないんじゃなかろうか。

今日も頭の中グルグルな一日だった。

続きを読む

通勤電車とたっくん

朝から東京ABA発達支援協会にたっくんを連れていった。

早めに出て、地下鉄直通に乗って座った。
座ってもおとなしくは出来ないので、
しばらくは、見ての練習をしながら。
逃げようとするのを制止して、気をそらさせて、
そこでトラブル発生…なんと電車が止まった上にしばらくしてアナウンスで行き先変更!!

乗り換えが発生して満員電車、駅では上手に歩いたけど、
社内に入って、走り出したとたんに泣き叫んで床に。
抱っこしようにも人だらけ、
親切な方が席を譲ってくれてことなきを得ました。
素敵なレディでした。本当にありがとうございました。
世の中捨てたもんじゃない。

次の乗り換えでは、立ちっぱなしだったけど、空間に余裕があったからかたっくん大丈夫だった。
自閉症じゃなくても子供のサイズで満員電車は怖いよね。

ギリギリでなんとか到着。
無事たっくんを預けられたのでした。

朝からありえないくらい疲労した。

つみきの会のセラピスト派遣待機リストにいれてもらっているが、
順番回ってくることは期待できないだろうなぁ。

ABAに慣れるまで通い頑張ろう。

帰ってから妻に聞いたら、
ちょうだいはもう汎化できている様子。
今日は基本コマンド、おいで、座ってなどの復習に加えて、お片付け、拍手の模倣を始めたとのこと。お片付けはかなり嫌がるけど出来るように、拍手はまだフルプロンプトなしではできないけど、お家でもやってくださいと。

橘川先生の話によると、たっくんは頑固者だけど、頑固な子は、頑固さを排除して一度覚えるとあまり忘れないし汎化は早いみたいだ。
確かにたっくんは、出来るまでたいへんだったことも、覚えたらあんまり忘れてないし、環境に関係なく出来るようになる気がする。

まずは簡単な模倣の開始。続きを読む

つみきDVD感想と…明日はいよいよ通勤ラッシュ

明日はいよいよ平日の東京ABA発達支援協会の日。
たっくんを連れて通勤電車に乗る。

電車の時間は調べて
朝7:20の電車に乗ることにした。
子連れで乗り換え時間を多めに見てる。
家を出るのは、これまた余裕を見て7:00。

これだけ早い電車でも、都心に出る電車は混む。
むしろジャスト通勤ラッシュかな。

昨日から妻とは話して
気を引くオヤツとオモチャの用意も。

朝は妻の配慮で、
車で駅まで行くことに。
バスに乗らなくていいのは本当に助かる。

今日は早めに帰って、
つみきBOOK付属DVDを見ながら胆力を蓄えよう…

つみきBOOK付属DVDはとても良い。
何度か見直しても勉強になる。
しばらく毎週、妻と一緒に見る日を決めたい。

DVD見て思ったが
私や妻の褒め方はかなりいい方の気がしてる。
本には恥ずかしいくらい大袈裟にと書いてあるものもあったから
大袈裟にを意識はしていたが、
元々、私の子どもの褒め方は大袈裟みたいだ。
褒める時に、抱きしめて、頬ずりして、すごーい!お利口!
と褒めるのは
娘の時からデファクトスタンダードだと思っていた。
人から見るとそうじゃないのか…外では少し控えよう…

大袈裟にを意識して、
毎回、高い高いや抱き上げてクルクルを追加して、
舞台俳優ばりにわざとらしくやろうとしていたけど、
かえって悪影響?
今度相談してみよう。

とりあえず褒め方は大丈夫っぽいので、
タイミングや進め方、素早い強化と消去が
自然に体に馴染むよう意識していこう。

平日は、朝しかあまり接しないので、
DVDを見てイメージトレーニング。
iPhoneに入れて通勤時間に毎日見ようかな…
続きを読む

ABAセラピールーム準備完了

自宅でのABAセラピー用にお部屋の準備完了。
まだ子供部屋まで遠いと思って私の部屋だったところを片付けた。
毎日少しずつやってやっと完成。
無駄にものがあって一ヶ月以上かかってしまった。

画像1


模様とか遊び心のないシンプルなもので、
気が散る要素は出来るだけなくすということで、
ローテーブルはAmazonで新調。
木目調なので気が散らないかちょっと心配だけど激安品。
激安の割にはしっかりした作りと木のニオイ。私が乗ってもびくともしません。
いい買い物をした。

椅子はその点で好ましくないけど、
妻とも相談してとりあえずあるものを使うことに。
音はしないものの、模様がたっくんの好みなので、
自宅でのセラピーを開始して気が散るようなら購入も考えることにした。

床マットは後日またなんとかしないと
模様がありすぎるかなと思うがこちらも同様に気が散るようなら…
実は買うとしたらマットが一番高い…

このマットは犬用のマットでPEPPYの通販で買ったもの。
犬のオシッコやニオイ対策品で、
部分ごとに洗えてしっかりしているのでお気に入り。
買うとしたらこの模様なしを買いたしと考えてますが
安くはないです

画像1


接写はこんな感じ。

なんとかしなきゃと色々足掻き出してから半年たって、
ようやく本当の対応のスタートラインまでこれた気がする。

終わりのないマラソンになるかもしれないけど
妻と支え合いながら頑張ろう。


続きを読む

ABA初回セラピー

入園式と東京ABA発達支援協会に初回セラピーにいってきた。

入園式といってもささやかなもの。
写真をとっている人がいるでもなく、
でも職員の人達は色々用意して
一生懸命やってくれてるんだなぁと。

教室は各所に鍵がかけられるようになっていた
うちもつけた方がいいのだろうか。

午後から東京ABA発達支援協会。

練習のつもりで電車で行った。
電車は予想通り大変。
いい子でおすわりできるはずもなく、
最初は大泣き。
昼食後ですぐ寝てくれたからよかったけど
おやつでつるしかないかな。

たっくんはまだ場所見知りや人見知りをしないから
預ける時にはなんのトラブルもなし。

預けた後の一時間半は
白金台を散策。
特になにもなくて困った。

しばらく近くの公園で遊んでいたけど、
夕方でだんだん冷えてきて
すぐそばのカフェに入ってお茶してまつことに。

妻はカフェオレ、私はカモミールティー、娘はマンゴージュース、
そしてティラミス。
美味しかった。久しぶりのスウィーツとティーでリラックス。

余談だけど、ティラミスの語源は「私を元気にして!」
ちょっと元気になった。

そして、たっくんのお迎え。
初回で、慣れることを重点にと聞いていたけど、
なんと、ジェスチャーの「ちょうだい」がもうできるように!
ほかにもいくつか、簡単なコミュニケーションから。
今日の説明と気をつけることの相談タイム。

やっぱり、本を読んで自力でやるより、
わかりやすくて早い。

奇声がさらに増えてきたことと、
歯軋りが近くにいて耳障りなくらいひどいことも相談。

奇声は、状況と対応を記入する紙を渡されて書き方を説明いただき、
歯軋りは身体的な要求なのか判断つかないが、
硬い食べ物をこまめにあげてみて、また相談で。

帰りは子ども二人とも疲れてグズグズ。
やっぱり電車と歩き二時間近くはつらいよね…

たっくんは家でもちょうだいをちゃんと出来た。
効果をなくさないように家でも徹底しないと!

地域の療育教室の資料と説明を聞いた

土曜日はハードスケジュール。
といっても朝はゆっくりで9時くらいだけど。

9時から昼まで、たっくんの地域の療育教室の入園式。
午後3時半から東京ABA発達支援教室に行って初回のセラピーがはじまる。

一人だと電車一時間のところ、
子連れだと二時間以上かかると思った方がいいから、
ものすごくタイトなスケジュールになりそう。

乗る電車の時間は最低限しらべておかないと。

妻から地域の療育教室の案内を見せてもらって話を聞いた。

案内資料を読んだけど読んだだけではなにするかさっぱり。



毎日話すことって大事

昨日は帰宅が遅くなって0時過ぎたけど。
妻がリビングで寝ていたのでベッドで寝るようにと起こしたら
話が始まっちゃって結局寝るのは3時近くになった。

たっくんの話がメインだったけど色々と話した。

やっぱりたっくんを連れて近所とか公園で遊ぶのはつらいって。
そりゃそうですよね。
平気そうな顔してたって辛いんです。私だってそうです。

一番愚痴言い合って共感できるのは夫婦なんだから、
定期的に話したいなと思います。

やっぱり地域の療育教室に行っても
たっくんは一番重度の部類。
3歳で発語がない子は周りにはいないようです。

あと話を聞いているとADHDも発達障害も知的障害も身体障害も
全部一緒でやってるみたいですね
障がいの属性が近い子を同じクラスにしてといっても
たっくんはそこにもついていけないレベルだからどうしようかなと。

ABAセラピー頑張ろうねしか
結論がなかったんですが
話せてよかった。

最後の方が私が目がシパシパしてきて
寝ちゃいましたケド。
Welcome
このブログは主に自閉症児育児とその家族の日々、応用行動分析(ABA・行動療法)による療育の記録などを綴っています。

コメントやメッセージなどはお気軽に。ぜひ足跡を残していってください。
トラックバックやリンクもご自由にどうぞ。
リンク頂いた方はコメントやメッセージでお知らせいただければ同じ境遇の方であれば相互リンク承ります。特定の商品・営利団体へのリンクは承りません。

find me on facebook
follow me on twitter
QRコード
QRコード
メッセージ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

Masanori Nakashima

メンバーリスト
ギャラリー
  • みどりの手帳と自閉症の重度
  • 福祉ふれあい祭りに
  • 福祉ふれあい祭りに
  • 秩父 羊山公園の芝桜 〜 そば、うどん 秩父観光?
  • 秩父 羊山公園の芝桜 〜 そば、うどん 秩父観光?
  • 秩父 羊山公園の芝桜 〜 そば、うどん 秩父観光?
  • 秩父 羊山公園の芝桜 〜 そば、うどん 秩父観光?
  • 秩父 羊山公園の芝桜 〜 そば、うどん 秩父観光?
  • 無理矢理動物介入 - 牛編
  • ライブドアブログ